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結晶塗装は、純正では一部車種のヘッドカバーに使われています。
経年劣化したその結晶塗装のヘッドカバーを再生していきます。
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まずはエンジンからヘッドカバーを外し洗浄します。
もともと剥がれてきていましたが、洗浄からのエアーブローでさらに剥がれました。
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十分に水気を切ったらガムテープでマスキングをします。
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これはサンドブラストをやるためのマスキングです。
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ブラスト処理したものがこちらになります。
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そしてまたマスキング。今度は塗装のためのマスキングです。
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結晶塗装は焼き付け塗料なので、下地にサフェーサーを入れることができません。
だからといって地金に直接吹き付けだと密着不良が起こりかねません。
なので、ここはエッチングプライマーを入れてから。
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その上に結晶塗装の塗料を吹き付けていきます。
吹き付けのときは普通の塗装となんら変わりはありませんが、
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吹き付けたらすぐに120℃に上げてある乾燥炉の中へ、
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15分間熱を加えると、ここではじめて吹き付けた塗装がチヂミ模様になります。
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乾燥されたヘッドカバー。文字も一緒に塗ってしまっているので、これを今度は削り出します。
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このように。
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削り出した文字には、筆塗りでクリヤーを入れます。
塗るというより流し落とすような感覚でクリヤーコートしていきます。
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これで塗装は終わり。
エンジンに戻していきます。
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パッキンは新品に交換しまして、
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こういった角の部分に液体ガスケットを塗布します。
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もとに戻して、結晶塗装の再生、完了です。
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取り扱いの色は現在、黒と赤のみになりますが、
純正ヘッドカバーでは紺の結晶塗装もあるので、今後、紺も入れた3色の取り扱いになるかもしれません。

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