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ヘッドライトの黄ばみを取り除く研磨をしたのち、ウレタンクリヤーでコーティングします。
簡単に使用材料と手順だけを説明します。
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まず、黄ばみが出ているレンズの表面を片手サイズのミニオービタルサンダーを使い #240番のペーパーで空研ぎ。ここでしっかり黄ばみを取り除きます。
黄ばみを取ったら、ここからペーパーの番手を上げていきます。
まずは耐水ペーパーの#600番
次に#1000番
最後にバフレックスグリーンで下地を仕上げます。


以上、研磨には、
空研ぎ#240
水研ぎ#600
水研ぎ#1000
バフレックスグリーン(これも水研ぎ)
この4種類を使います。
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番手を上げていくのは、前の研磨キズを消す、目消しのためです。

目消しには見極めが大事です。
前の研磨キズがちゃんと消えているかどうかの見極めです。

最初の#240番はオービタルサンダーでの研磨だからペーパー目も特徴的な円を描くような形でついているので、 目消しの見極めはしやすいです。円を描くようについている研磨キズが消えるまで#600番で研磨し続ければいいのです。

この次から見極めが難しくなってきます。#600番の研磨キズは#1000番で目消しを行いますが、どちらも手での水研ぎなので同じような研磨キズになるからです。

こういうときは、縦と横で分けるとわかりやすくなります。
例えば、#600番で研ぐときに、最初は横に研いでも斜めに研いでもいいんですが、最後に縦のペーパー目だけになるように研いで終えます。
#600番は縦のペ―パー目、ということにしておいてから、#1000番でも最初は方向はランダムに研いでても最後に横だけのペーパー目になるように 横向きだけで研ぎ終えるんです。
ゴムへらで水切って、ペーパー目を確認したときに縦のキズが見えたら、 まだ#600番の目消しができてないかもしれないということなので、もう一度その部分を#1000番で横方向だけで研いでいき、 縦目が消えれば、完全に#600番の目消しができたということになります。
あとはバフレックスグリーンは、そんなに一生懸命研磨キズを見極めなくても、ゴシゴシ擦ってるうちに水がはじき出したらもうOKのサインです。
研磨はバフレックスグリーンで終えて、今度はウレタンクリヤーを塗装します。
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バフレックスグリーンの研磨キズはクリヤーで埋まりますので、研磨キズで若干くもっているレンズも クリヤーを塗ればしっかり光沢が出ます。
クリヤーが硬化したら完了です。
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黄ばみを取るだけなら、研磨剤で磨くだけでも取れますが、樹脂ヘッドライトレンズの素材であるポリカーボネートは紫外線の影響を受けやすく、すぐに黄変していきます。
なので、研磨をしたら、なにかしらのコ―ティング剤を表面に塗布した方がいいです。
表面コーティングも、いろいろとケミカル品などありますが、 ボディの塗装に使われているのと同様のウレタンクリヤーが、耐久性は高いですね。

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