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10プリウス下回り防錆

10プリウス、といいつつ、後期なのでほんとは11です。
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こちらがですね、外装内装どちらもキレイなのですが、 積雪地域の出身なため融雪剤の塩化カルシウムによるサビが下回りに結構酷く出ていました。
作業開始にあたり、まずは左右のフェンダーライナー、アンダーカバーを外しまして、下回りの洗浄です。
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もう途中までやってしまっている状態です。
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下回りといっても、フロアパネルはわりと軽度でした。 酷かったのは、ぱっと見目につくマフラーもそうですが、足回りですね。
上の画像のリヤアクスルビームから、前はフロントクロスメンバ―、ロワアーム、あと特にナックルが錆の出方がひどかったですね。 ナックルは結構厚めのサビの「かさぶた」ができているような状態でしたから、 ワイヤーブラシを掛けるとゴリゴリ剥がれました。

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フロントクロスメンバーは、以前のシャシーブラックがペりぺり剥がれてるような状態だったのを落としました。
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足回りは外してブラストという手もありますが、今回は外さずにフロアパネル含めた全体をまんべんなく仕上げます。
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サビをある程度はらってから、錆転換剤を塗布します。
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この錆封じは、錆転換剤としてだけでなく、まわりの地金にたいしても防錆効果がありますし、プライマーの役割も果たします。
塗装ブース内は、床がグレーチングになっているため、四輪浮かせるウマかけが若干危険なんですよね。
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だから、リヤ上げて塗ったら、今度はフロントを上げて、と、二回に分けます。
若干危険な意味は、前後どちらか上げるときはクルマのタイヤをフロントならニュートラルに、 リヤならサイド戻してフリーにしてジャッキアップできますが、前後どちらかウマかけちゃうと、 今度はジャッキの車輪がフリーに動かないとダメでしょう。
ジャッキの車輪だと、グレーチングにガコンガコン若干ハマりながらになるので、ジャッキの受け皿が抜けそうになって怖いんですよ。
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下回り塗装ができたら、洗っておいたカバー類を戻します。
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クリップは新品に。
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アンダーカバー取り付け。
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今回、ブレーキ関係もついでにやっています。
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キャリパーはオーバーホール、ディスクローターは交換。 この車両はリヤもディスクなのでリヤもキャリパーオーバーホールにローター交換もしています。
ちょっと変わったところはエア抜きですかね。
フロントは普通でいいんですが、リヤはイグニッションオンでブレーキ踏みっぱなしにしたまま、ブリーダープラグ開放で抜きます。
20以降は診断機つないでやるのですが、10、11の初期型は診断機なくても出来ます。
さらについでの作業として、まずはアンテナ塗装
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ルーフモール片側浮いてきてしまうのを、
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接着
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ボンネット裏に
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汎用インシュレーターとでも言えばいいのか、「かいおんくん」なるものを貼り付け
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以上で完了です。
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下回りは全体、艶消し黒にしましたから、ローアングルが締まったんじゃないでしょうか。
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今回、部品が付いた状態という作業性の悪さから、錆を根っこから取り除くことは出来なかったため錆転換剤で下地処理しました。
錆の根深く完全ではない部分もあるかと思います。
全体をまんべんなく仕上げることはできたと思うので、今後、根深いところ再発するようなことがあれば部分的に対応していくという形になると思います。

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